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・バルブを組終わりシム調整。
・元々のシムの厚さを測定する。デジタルノギスでも可能だが今回はマイクロゲージで測定する。
・まずゲージを0に合わす必要があるが当たり面を綺麗にして何回か開いたり閉じたりしてみる。それでも0に合わない場合は手順に従い0調整するが今回はそのまま行く事にする。画像のように0より5/1000mm(0.005)多く表示されているので測定値から5/1000mm引けば同じ事だ。
・マイクロゲージはaの部分をまわして測定する。bをまわした場合は必要以上に力が測定物にかかるので正確な測定が出来ない。aの場合は一定以上の力が加わったら空まわりする。
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・シムの裏に厚さが記載されているが擦れて読めない場合が殆ど。 |
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・全てのシムを測定していく。 |
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・測定結果が画像の通り。画像をクリックすると拡大されます。
・ソフトはマイクロソフトエクセルに似ているが無料のOpenOffice(オープンオフィス)を使用した。
こちらからダウンロード出来ます。
http://www.openoffice.org/ja/
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・OpenOfficeをダウンロードして開くとこんな画面が出て来る。
・使い勝手はマイクロソフトオフィスシリーズと同じだ。無料なのが良い。
・今回、使った表計算データーはこちら、先にOpenOfficeをダウンロードインストールしておく必要があります。
sim.ods ←クリックすると保存や閲覧 数字を打ち込んで使用する事が出来ます。
・次はシムをセットしてカムを一本づつ装着してクリアランスを測定して必要なシム厚を割り出す事になる。
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・カムを組んで行く。
・バルブリフターがはいる部分やコッター周りにオイルをたっぷり塗る。 |
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・リフターにもオイルを塗る。
・バルブリフターに決まった位置があるか試したみた。リフターはどこの位置でも入るようだ。ニッサンのRBエンジン等もどこに装着しても入るがトヨタのエンジンの場合は元々の位置にリフターを入れないと入らないエンジンが多い。 |
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・カム、カムキャップ、ボルトのねじ山やボルトの座面にもオイルを塗る。
・ボルトの滑りが悪く締める途中で抵抗がかかったら正確なトルク管理が出来ないのでオイルを塗っておく。気をつける点はあまりに高性能なオイルを塗った場合、滑りが良すぎてトルクレンチが反応しなくなりねじ山がダメになるのでメーカー純正オイル位で十分だ。 |
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・カムがバルブを押していない状態の位置でカムを取り付ける。
・直列4気筒や6気筒の場合はどうしてもバルブを押している状態の所が出て来るのでヘッドを浮かしておく必要がある。 |
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・シックスネスゲージを使って測定して行く。 |
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・測定結果を前述の表計算ソフトの 測定クリアランス へうちこんで行くと 計算結果 に必要なシムの厚さが表示される。
・画像をクリックすると拡大します。
・IN側はシートカットを行わず擦り合わせのみなのにこんなにクリアランスが変わるのはおかしいのでもう一度測定してみるとやはり間違いが・・訂正したのが画像。
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・今より厚いシムが必要な所はどこかと入れ替えれないか検討して無理なら注文する。
・薄くしたい時はオイルストーン(砥石)の上を手動でスライドさせて削るのだがとにかく固い・・・そんな事していたら年号が変わるので・・・
・バイスプライヤーで軽くはさんで・・ |
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・エアーサンダーにシムをぴったり当ててエアーの力を借りる。持つべき友達は道具だ。
・削るのはカムが当たる表ではなく裏を削る。カム側を削ると表面処理が薄くなった面をカムが削る事になるのでまずい事になる。 |
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・削っては測定していく。この時、シムの温度が高いと2/100mm位は厚くなるので冷まして測定する。 |
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・これはGDBエンジンのバルブリフター シムがない。
・リフター自体の厚さで調整するのでリフターごと交換の必要がある。16個交換してシム調整になればかなりの金額がかかる事になる。今回、GC8用ヘッドを使用したのでまだ助かった。
つづく。 |
・ターボエンジンに一時、排気側に作用角が高いカムを入れてタービンをぶん回すと言うのが流行った時期があるが・・何台かセッティングをしたが良い結果は得られなかった。トルクに谷が出来てある回転域から急激にタービンが立ち上がる間隔になるので速く感じるが乗りにくいだけだ。
・ターボなしのメカにしてもフィーリングが悪いうえにアイドリングでも良い事にならない。ビックバルブ ハイカムはメーカーの設定した比率が良い。 |
カム 覚書き
JUN GC8 タイプD カム
64 (256)度 9.0mmリフト バルブクリアランス 0.20mm IN 1004M-F001 ¥54,000
64 (256)度 9.0mmリフト バルブクリアランス 0.25mm EX 1004M-F101 ¥54,000
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