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・重量を計るためIN1本 EX1本 GC8のバルブをラッカーシンナーで洗います。 |
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・EXバルブは47gでした。長年使っているのでハカリが汚いです
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・INバルブは48.5gでした。 |
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・バルブの裏に浮き文字があります。 |
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・ボール盤(ドリル)にくわえてバルブを回転させてペーパーをあてますが浮き文字は硬くなかなか消せないのであらかじめベルトサンダーで削ります。 |
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・その後、80番で機械で削りました。 |
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・80番の次はルーター180番で削りました。
・全気筒終わったので後はボール盤へバルブを加えてペーパーをあてていきます。
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・80番のペーパーで排気バブルの傘を磨きます。
・排気バルブはカーボンが超頑固にこびりついています。洗剤等につけておくよりパーパーで磨いた方がはやい!! |
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・辺り面もぐたぐたです。フェイスカットします。旋盤で削っても良いですが案外簡単ですぐ終わりますので挑戦しましょう。
・何か当て板にペーパーをまいてあてるだけです。今回はアルミの板がありましたので当て板に使いました。ジッポのライターでも100円ライターでも可能です。
・ただバルブ側がダメと言う事はヘッド側のシートシリングもダメと言う事ですが国産のシートッカットの道具はバラ売りしていて自分の愛車のサイズの道具だけ購入すれば安いので大丈夫です。やり方は後日、詳しく掲載します。 |
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・重量合わせがあるのでとりあえず全気筒80番で磨いていきます。
・バルブフェイス(あたり面)も綺麗になりました。
・バルブフェイスカット(研磨)とシートカットを行うと言う事は突き出し量が変わるのでシム調整が必要になります・・・・ |
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・しかし排気バルブは硬い・・・バルブの傘を80番で磨くのに何分かかるか計ってみました。
・12分43.93秒・・・排気バルブは全部で8本・・・ |
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・吸気バルブは柔らかいのでかなりはやいです。
・あたり面も綺麗なのでカットなしでいけそうです。 |
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・吸気バルブも計測してみましょう・・・おおおお---世界記録に迫る4分5.94秒・・・ |
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・吸気バルブ右(長い方)がGC8用 左がGDB用。
・バルブ径&ステム径は同じだが長さが違う。 |
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・排気バルブ左(長い方)がGC8用 右がGDB用。
・こちらもバルブ径&ステム径は同じだが長さが違う。
・GC8 GDB共にバルブ径36mm ステム径5.8mm
・バルブ全長 GC8→106.7mm GDB→105.1mm |
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・GDB用排気バルブもあたり面がかなり荒れています。走行6万km位のエンジンだそうですが・・・この調子だと腰下も・・・どうかな? |
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・右がGDB用吸気バルブ 排気バルブに比べたらやはりかなり良い状態。
まだまだつづく。 |
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・排気バルブ 吸気バルブ 80番ペーパーがけが全ての気筒終わった。
・重量を計ってみよう。
・左バンク排気バルブ 2番のみ47gで後は全て46.5g
・左バンク吸気バルブ 全て48.5g
・右バンク排気バルブ 1番 4番が47gで後は全て46.5g
・右バンク吸気バルブ 全て48.5g
この段階で重いバルブを少し磨いて排気バルブ46.5g 吸気バルブ48.5gに合わせた。
・正直言ってバルブの重量合わせは殆ど意味はない・・・本当に効果を持たせる場合は以下の作業が必要になる。
@バルブ突き出し量を揃えてバルブシムの厚さを揃えてシム重量も同じにする。(ロッカーアーム式の場合は角度を揃える)
Aバルブスプリングのバネレートを揃える。(大量のスプリングを揃えて同じレートの物をセットする)
Bカムのおのおの気筒のカム山の精度を詰める。
ここまで行って街乗りでの違いがわかるか?走っているうちに精度は狂ってくるし・・レースなら1レースや2レースでオーバーホールするのでまだ意味があるが・・・しかし一番効果的なのはカムを不要にする事を考えた方が効果は絶大。F1車両はカムがない。電磁バルブでバルブを開閉している。バルブスプリングがなくなりエンジンはかくだんに軽くなる。電磁バルブの耐久性はないが・・・
・今回のバルブ磨きはわずかに軽量化。浮き文字をなくす事で燃焼室のスムーズ化。磨く事によりカーボンの付着の軽減と吸気排気の空気の流れをスムーズにする効果。と言う所か・・・一番の効果は心の問題だと思う・・・ |
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・80番磨きの後は120番→240番→360番まで磨いて終了とした。 |
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・吸気バルブも全て終わった・・・
Bシートカットも自分でやろう編に続く。 |