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・まず②の部分に穴をあけよう。普段を大型のフライス盤を使うが趣味でも出来るように手動で行おう。
・②の部分にはあらかじめここに穴をあけて改造してくださいと言う所があるのでそこに穴を空けてオイル通路とつなぐ。その穴の左右にストレーナーを取り付けるためのネジを切る。
・画像ではすでに穴はあいている。ストレーナーガスケットにあわせて位置を決めポンチで三箇所穴の中心をけがく。
・ネジの部分はM8×1.25なので下穴は6.5~6.7程度のドリルで穴を空ける。一度に6.7mmで空けるのではなくはじめは3mm程度から序所に大きくして6.7mmまで持って行く。タップの下穴は下穴表もあるが面倒なのでタップサイズからピッチの寸法を引いたドリルを使っている。例えば今回のM8×1.25の場合は8mm-1.25=6.75で6.7のドリルを使った。穴を空ける時は出来るだけ真っ直ぐ空ける事を心がけよう。
・真ん中のオイル穴も3mmからガスケットにあわせて14.5mmのドリルで穴を空ける。14.5mmのドリルで穴を空けていけば実際の仕上がり穴は14.8mm程度になりガスケットと同じ径になる。穴径が大きいので10mm位から大きいドリルは新品か先を良く研いだ刃を使おう。オイル通路の膨らみを狙って真っ直ぐよりやや斜めに穴をあけた方が良い。
・ブロックは鋳物でやわらかいのでドリルの刃先が良ければどんどん削れる。 |
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・ドリルはこんなものでいける。 |
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・タップも出来るだけ真っ直ぐ立てる。先がよりテーパーになった1番でネジを切り。2番 3番と切っていく。1番→いきなり3番でも大丈夫。 |
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・穴が終わったら元々あった①の穴は塞がないといけないのでメクラを製作する。
・後溜めのストレーナーは前には使えないので画像の赤線で切断して穴を溶接で埋めても良いがもったいないので今回は新たに作った。 |
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・レザーカットで作ればはやいが今回1個だけなので手動で製作。
・厚み5mm以上の鉄板で作る。今回は6mm厚の不要になった鉄板があったのでそれにストレーナーを合わせてマジックでけがいた。
・画像のようにサンダーの刃を切断用にして軽く溝をつけていく。
・そして切断。周りを綺麗に削る。 |
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・オイルストーン(砥石)でこすって面をだして終了。
・取り付ける時は脱脂して液体ガスケットを薄くぬってガスケットをかませて取付ける。 |
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・次は元のオイルゲージの筒を裏から鉄の棒等をあててハンマーで叩いて外す。パイプなので軽く叩けば抜く事が出来る。
・ここのメクラを作ろう。削りだしでも良いがオイルの圧がかかる所でもないのでそんなに神経質になる所ではない。
・M10のボルトを適当な長さに切断して直径が少し大きいのでベルトサンダー等で軽く削って(ねじ山が残る程度)9.1~9.4mm位にして脱脂した後、液体ガスケットを塗って叩き込む。(元々のパイプは9.1mm程度の直径)
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・新しいレベルゲージの筒を差し込む穴をあける。ここはかなり重要!!そして大きな落とし穴がある。
・前溜めに変更の場合はオイル通路を貫いて筒が入る事になる。ここからエアーを吸ったら油圧が上がらないと言う事になる。
・まずポンチで印をつける。
・小さいドリルから徐々に大きくしていくが他の部分と違って6mm位から一気に9.0mmのドリルで穴をあける。オイル通路が途中にあるので一気に貫通して刃を通さないと穴がずれる恐れがあるためだ。
・9.0mmであけたら古い不要になったパイプをうちこんでみよう。パイプは9.1mmから9.3mm位あるが中が空洞のパイプなので軽く叩けば入って行く。
・そして裏をみてみると・・・届いてない・・・そう前溜めに加工した場合、前溜め用の筒の新品を使っても届かない。このままでは当然、油圧はかからない。 |
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・1cm位、差込口を延長する。ベルトサンダーであらかた削る。 |
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・ペーパーで仕上げる。パイプは真っ直ぐではないので旋盤で削る事はできないので手作業になる。
・右の青が古い物で左が前溜め用新品を加工したもの。
・これで穴を洗浄・脱脂してブロック側に液体ガスケットを塗って打ち込んで終了。
・ここでパイプをブロックに溶接しているのを見た事があるが鋳物は溶してもうまくつかない。また鉄の溶接は巣が出来やすい。通常はその上から真鍮やはんだのロウ付けで機密性を保つが鋳物の場合はそれも無理。なにしろ次回外す時に大苦労するので私は上記方法を選択している。 |
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・今回の加工相場は21000円位、なんで5000円で合った事もない人にやってあげたのかそれは・・・ビビビと来たから・・・いやゴールデンウイークで暇だからかもしれない・・・もう二度とやらないだろう・・・
・ついでにホーニングも180番で6気筒やってあげた。2/1000mm程度なのでピストンクリアランスに影響はない。
・ちなみに当然、ヤフオクで売れたお金はひさちゃんに行く。分解と梱包は私がやる・・・なにか理不尽な気がするが・・・それも人生だろう。 |